キューブさんのMarshmallow向けrootkitをSGP611用にビルドしたので、そのメモです。
PTMX_FOPS_ADDRESS 0xc1234d74
SELINUX_ENFORCING_ADDRESS 0xc1227d30
なぜか同じビルド番号でもWi-Fi版はアドレスが違ったので。
getrootをWindows環境下で、android-ndk-r11cを用いてビルドする際は、最初に
#define...

Xperia Z Ultra(C6833/SOL24)向けのCM13.0リリース
ブートローダーがロックされたXperia Z Ultra用にCM13.0をビルドしました。
現時点では主要な機能が使えないのであくまでテストリリースですが、少しずつバグ取りをしようと思います。
これだけ色々とビルドするようになると、hijackの要領もかなり掴めてきましたね。
さて、サポートする端末が増えてきたのでデバイスツリーを公開すると話していた件ですが、若干厳しくなりました。
というのも、先日、ビルド用のHDDがクラッシュして相当量のデータが飛んでしまったので、そちらの復旧のために時間がかかりそうです。慢心が過ぎると痛い目を見ますね。SeagateのHDDは安価ですが、壊れやすいのには本当に困りました。
バグ報告や質問でメールやコメントを色々と頂いている件も、返信できずにいて申し訳ないです。どこかでまとめてと思っているのですが、気力が底を突いているので、もう少し元気になったらコメントをお返しします。
今回の詳しいリリース内容はZ...

GXの/data領域を拡張するAromaインストーラー型ツール
以前のエントリで、GXはeMMC上に2GBの/dataパーティションが決め打ちされており、残りのスペースが内蔵ストレージとして扱われていることを説明しました。このため、サイズの大きなARTのキャッシュが/dataに溜まることでAndroid5.0以降ではすぐに空き容量低下となってしまうわけですが、XDAでeMMC上のパーティション構成をTWRP上から弄るというページを見つけたので、そのコマンドを自動化して簡単に実行できるようなAromaインストーラー型のツールを作りました。
鈴の音情報局blogさんに協力頂いて、今年の頭には完成していたのですが、忙しさにかまけて公開をすっかり忘れていました。今更GX用のツールを公開したところで旬は逃しているのですが、コマンドの使い方やAromaインストーラーの書き方など全体の手順は将来的にも活用できる内容なので、興味のある方は中身を見て参考にして頂ければ。
使い方と注意点
注意事項はツール実行時に表示されますが、このツールはROMのデータ領域と内蔵ストレージを全て消去して新しいパーティションを作るので、実行前に/dataと/sdcardを完全にバックアップして下さい。2GB,...

To International Readers (Apologies and Announcement)
To international readers,
First of all, thank you for your interests in visiting this blog, and also to encouraging...

2016年5月のZ・A向けCM13.0リリース
さて、こちらのブログも数ヶ月放置してしまって、その間に頂いた問い合わせや応援などにもお答えできず本当に申し訳ないと思っているのですが、久々にGWで余裕が出来たのでROMを更新しようと思います。
気付いたらGX用のROMを年末から更新していないのでこちらもすぐに取りかかりたいのですが、Zを手に入れてからそちらに掛かりきりになってしまってなかなか触れないでいます。家人に使わせていたC6833を回収したので、Rhineプラットフォームも開発用の実機が揃ってきたのですが、一人で色々と触ろうとして手が回らなくなるパターンですね。
今回は、LBのZとA(ZR)用にCM13.0をビルドしました。以前まとめた古いカメラ用バイナリがAndroid...

Xperiaのオープンソース開発におけるカメラ問題
Xperia向けのCM13で一番難航しているのがカメラ機能であることは前の記事で触れましたが、Cyanogenmodのnightly公式配信が中々始まらないのもこのためです。
そのうち改善されていくのでしょうが、実はXperiaのカスタムROMにおけるカメラ問題は根が深く、これをまとめている記事も見かけないので一度整理しておこうと思います。
自社技術保護に熱心なSoMC
SonyがXperiaのカメラ性能に自信を持っていることはプロモーションを見てもよく分かりますが、Sonyは技術保護のためにカメラ機能に端末固有のDRMキーを要求するようにしています。スマートフォンメーカーの中では一眼レフやミラーレス機も真面目に作っているだけあって、(実際に現像された写真の見栄えが良いかは別として、)暗所性能や色のりは評価できると思いますが、そういう画像処理(BIONZ...

Xperia Z(SO-02E)向けのCM13.0リリース(追記あり)
SO-02E用のCM12.1が思いの外順調にビルドできたので、その勢いでCM13.0をビルドしました。
やはりhijack-ramdiskでSELinuxを抜けるのに一苦労でしたが、GXでノウハウを積んでいたので今回はずっと気持ちが楽でしたね。また、Zのビルド過程で新しく理解した点もGXの次回ビルドに反映できるかと思います。
データ通信と通話は相変わらず未確認です。CM12.1の方で報告いただきましたが、自分で状況を再現できないと修正しようがないので、SIMを挿した状態の起動直後のlogを取れる方がいたら提供いただけると幸いです。
音出力(+それに伴うプチフリ)とカメラが使えないので常用には向きませんが、まずは初期ビルドを公開します。もっとも、ZのCM13.0はUBL用のアンオフィシャルビルドが最近出たばかりなので、ブートローダーがロックされた端末向けのロムをこの段階で出せるのはかなり良い方かと思います。
ZがAndroid6.0の壁を越えることが出来たので、まずは一安心ですね。
<2016/01/17追記>
初期ビルドで取り切れなかったバグを修正して更新しました。
すぐに修正できるなら一日くらいリリースを待てば良かったですが、何事も結果論、出来ることは早めにしておくに限りますね。
一緒にFMラジオも有効化しました。CM12.1では高機能なCAF版を使っていましたが、CM13からサポートされなくなったのでGoogle製に変更されています。(こちらはUBL用のROMにも載っていないので、私のROMの利点です。)
<2016/01/20追記>
SIMを読み込まないバグを修正しました。
通話は試していませんが、これで主なバグはカメラだけになりました!
<2016/01/21追記>
通話についても動作報告頂けました。
カメラは私だけではどうにもならないので、CMのメンテナが修正案を出すまでお預けです。
(実際、CM13のアンオフィシャルビルドが出ているyuga,...

Xperia Z(SO-02E)向けのCM12.1リリース
今後の目標として挙げたからにはまずは有言実行ということで、ブートローダーがロックされたXperia Z(SO-02E)向けのCM12.1をビルドしました。
既にSomcのストックROMがAndroid...

新年の抱負と今後の展望
皆様、明けましておめでとうございます。
私がXperiaを弄るようになって既に3年以上が過ぎましたが、昨年はブログも立ち上げたことですし、これからも細く長く開発を続けて行ければ良いなと思う新年の朝です。
今後の方向性を明確にする意味でも、これからの展望を書き残しておきたいと思います。
なぜ活動するのか
私がAndroid界隈の片隅で活動を続ける最大の理由は、自分の開発知識・技量を高めたいという知的欲求から来ているのですが、このブログの副次的な目標として、自分の勉強の過程でビルドされたROMをたくさん取りそろえたいというのがあります。
それも、BLアンロックできる国際版ではなく、(今のところ)自分しか提供できないであろうBLロックされた国内モデル向けのROMやModを扱った、国内Xperia向けのワンストップサービス的な老舗を目指したいと思っています。
(というのも、私よりよほど経験のある方達が三星やHTCの国内モデルを色々と扱っているのを見ると、Xperia(開発)のファンベースとコミュニティの小ささをどうにかしたいという思いも沸くからです)
不安要素
もっとも、そういう思いと同時に、ファンベースのAndroid開発もそう長くはないという感覚もあります。AOSPが洗練されてセキュリティが固められると共に、サードのメーカーも締め付けを厳しくするので、一般人が口を出す余地がどんどん無くなって自作PC熱が冷めるのと似たような気分になりますね。
そもそも、Somc自体がいつまでもつかも分からないし、最近はコアなファンをどんどん切り離して大衆化しているので、アーリーアドプターにも愛想を尽かされた味気ないコモディティになっていくのでしょう。
私自身も本業の方が忙しくなってきているので、昔のような知識不足を時間と労力で補うやり方は効かなくなってきました。私のリソースの限界やAndroid開発界隈の熱の冷め方を見るに、それほど長くはもたないような気もします。
Android(とXperia)黎明期に精力的に活動されていた方々の今を見ていると、一番輝いていた時期はさぞ楽しかっただろうと羨ましくもありますね。
今後の展望
まあ、あまり不透明な先の話をしても仕方が無いので、今は深く考えず目下の開発を楽しみたいと思います。
GXでMarshmallowに追随するのも辛くなってきましたが、次はZとZ1を順番に攻略していきます。
Z3シリーズへの要望もあることは承知していますが、やはりメインで使っている端末は開発には使いにくいのです。もう一台開発用に揃えるか、来たるS820搭載Xperiaの購入後に引退させてから、となりそうですね。もちろん、それまで私のモチベーションとXperiaのファンベースが維持されていればの話ですが。
ともかく、今しばらくは細かいことは考えずに楽しめるだけ楽しんで知識欲を満たしたいと思います。
happy...
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